昨日、車検の為、クルマをディーラーに預けに行ったら、ショールーム中央に置いてありました、
EXPLORER SUPERIOR
エディーバウアーよりもLIMITEDよりも最上級モデル。
販売価格700万円也!!
いやー販売価格もさることながら、装備の充実ぶり。とにかく贅沢を凝縮して詰め込んだって感じ。
だけどワタシは、その価格に疑問があるが・・・
ウィンカーレンズ内蔵クロームドアミラーカバー、2列目セパレートシート&センターコンソールボックス、電動可倒式サードシート(LIMITEDにも装備されてるが)
などのギミック(仕掛け)にそれなりに感動したが、果たして、そこまで高い買い物をしてまで必要なのか???
ワタシが分析するに(あくまでも個人的想像だが)、フォード・ジャパン・リミテッド(以下、FJL)は、
フォードブランドを他の外車メーカーと同じように、高級車というポジションも狙っているような気がする。
しかも、最もプライオリティの高いターゲット顧客を、国産SUVユーザーに加えて、リピーターつまり現在のEXPLORERまたはエスケープ乗りに絞っていると思われる。
その証拠に、年々価格(装備も)が上がり、下級モデルよりも上級モデルを積極的に導入している。
明らかに、現ユーザーのステップアップの物欲を刺激している。(ワタシも刺激されているユーザーの一人なのだが・・・)
EXPLORERは北米で最も売れているSUV(車全般含めても)だ。
これをよく、EXPLORERを日本のカローラのような大衆車と表現する人がいるが、ワタシは、これはちょっとニュアンスが違うと思う。
多くの人が乗っているという意味の大衆車は大衆車だが、価格が手ごろなというカローラーとはニュアンスが違う。
当然EXPLORERの価格自体、日本とは異なり安いが、安価な大衆車という部類には入らない。
北米でのEXPLORERは豊富なラインナップを揃え、幅広く多くのユーザーを掴んでいる。
モデルが4モデル、それぞれにエンジンが2タイプ、色が8色、選べることができるのだ。つまり64タイプ!さらに内装色も選べるとなると!!!
もっと言うなら、異なるデビジョン(リンカーン、マーキュリー、過去にはマツダ)から姉妹車があり、
2ドア(現在はないが)、スポーツトラックなど派生車があり、まさに痒いところに手が届くほど。
この辺は、カローラに似ているか。
つまり何が言いたいのかというと、FJLと北米フォードとは、ブランド戦略が明らかに違うってこと。
「外車=高級車」というイメージが根強く持っている日本人に対しては、当然の戦略でしょうね。
この高級車路線と今期のブランド・キーワード「Adventure Spirit(冒険心あふれる)」が、ちょっとばかりリンクされてないような気がするのは、ワタシだけでしょうか?