ワタシのうちにとってEXPLORERは、もちろんファーストカーだ。
と言うかこれ1台だけなんだけどね。しかしファーストカーにしては、内装に重みがない。特にダッシュまわりってプラスチック部分が多く、何かチープなんだよねぇ・・・。というわけで、今さらながら、ダッシュ周りをカスタムした。
チープなダッシュ周りのカスタムと言えば、ウッドパネルがメジャーだが、スポーティーなマイXには木目調は似合わない。
それにワタシ木目って好きじゃない。古いクルマはともかく、今時、木目パネルで高級な質感もなぁ・・・昔のテレビやステレオなどの高級家電製品を思い出してしまう。
そこで、スポーティーなイメージのカーボン調にすることにした。これならば、すでにコンバート済みのホワイトメーターにも合っている。
いつもの通り、EXPLORERの故郷のアメリカからパーツを取り寄せた。これはEXPLORER用にカッティングされているので、貼り付けるだけなのだ。
ここで賢明な読者は「あれ?」と疑問に思ったかもしれない。そう、右ハンドルのEXPLORERのダッシュパネルを左ハンドルのアメリカで作っていて、輸入ができるのかという事ですね。
やればできるんじゃないのぉー! アメリカ人!!
てなわけで、最初っからパネルシートが型取りしてあれば、楽勝に貼り付けだろうと作業を始めた。
しかーし!「あれー?! 何か違うぞぉ!」型取りしてあるパネルシートとワタシのXのダッシュパネルが微妙に違うじゃありませんか!? 違うクルマのパーツが届いちゃったのかと思った。
この右ハンドル用パネルシートは、単純に北米仕様(左ハンドル)を左右対称に作ったようで、細部の型取りが合っていないのだ・・・
例えばフロントドア内張りにあるパワーウィンドーのスイッチ。日本仕様は縦にまっすぐ配列されているが、北米仕様はドアの外側を向くように斜めに列んでいる。だからパネルシートのスイッチの型取り穴を加工して広げなければならない。
またヘッドライトのダイアルスイッチを囲むように付いている3つの丸いポジション表示も、ご丁寧に北米仕様の左右対称に作ってあるから、スイッチの左上がくり抜かれている。ここは北米仕様も日本仕様も同じ右上なのに・・・このように北米仕様の左右対称に作ってあるものの、右ハンドルの日本仕様とでは、細部が異なっているのだった。
12pcあるうち、加工無しで貼り付けられるのが、なんと4pcだけだった・・・
加工すればなんとか付けられので、致命的でないことだけが幸いだ。実際に現物を見て作った訳じゃないんだろうから、仕方がないなぁ・・・
その半面、別注で買ったセンターパネルは上デキで、パネルシートとは違い、最初っから形成されたパネルになっているから、純正のセンターパネルに被せて貼るだけ。
波乱含みの作業だったが、完成した車内は、ガラリと印象が変わった。このカーボンパネルのインテリア、どっかのメーカーのクルマに負けず劣らずのモダンリビングになったかな?