1/10/2003

車酔い防止

スタビライザーとはサスペンションの左右のロアアームをつないでいるコの字型の金属製の棒で、車の姿勢安定を保つためのものである。別名アンチロールバーとか、英語ではANTI-SWAY BARとか言われている。
車はコーナーに入ると、遠心力でサスが外側は縮み、内側は伸びる。その時、このコの字型のバーの両端がそれぞれ反対の方向に動くからバーはねじられ、反発性を生み、元の水平な状態に戻ろうとする。その結果、車のロールは軽減されるのだ。

さて、今回の改造はさらなる乗り心地の追求が目的である。 ショックを換えてあるのでロールはしにくくなっているのだが、ロールをおさえることはショックの本来の役割ではないので、完璧にしたく強化スタビに換えることにした。また、リアステアリング現象を抑えることも知られている。 リアステアリング現象とは、我らのエクスプローラのように、リアがリーフバネの場合、凸凹の路面やコーナリングの時に、左右にフラついてしまう現象のことである。 板バネには片側に回転するシャックルっていうのが付いているのだが、このシャックルがクセモノで、 シャックルは板バネが下側にたわむ時に車軸を真下におろさずに、ちょっとだけ前の方にずれさせてしまう。 つまり片側の車軸だけが前にズレた状態になってしまうのだ。これが左右にフラつく原因で、リアの車軸がナナメになって切れ角がついてしまうところからリアステアリング現象と呼ばれている。

装着は例のごとく、今回もレンタルピットを利用した。装着は至って簡単で、純正のスタビをはずし、そこに強化スタビを付け替えるだけである。

純正のスタビをはずしてみると、強化スタビと比べ、いかに純正がチャチイかが分かった。
強化スタビの方が重いし、(写真では分かりづらいが)太いのである。
2時間半の作業時間で付け終わった。(カタロゴには60MINって書いてあったけど)


インプレッションだがこれが結構良くて、ロールせずに回ってくれるのである。
また交差点を右折するため勢いよくつこんでも、そのあとのバタバタ感が無くなったのである。
最低でも普通のセダン並にはなっているんじゃないかな。
それに見た目も今までの黒い棒から、金色の棒になり、後ろから見ると格好良いのである(自己満足状態)。


デリバリーしてから4~6週間かかるが(受注生産と思われる)、待ってアメリカから輸入した甲斐があったと思う(またまた自己満足状態)。

これでリアシートに座ってもゲロ袋は必要無くなるだろう。